会社&電車で「八月の博物館」
自宅の風呂で「クロニカ—太陽と死者の記録」
という日々です。
小学館のカルチャーマガジン「ぼくドラえもん」通称ぼくドラ、創刊号には劇場長編全25作の予告編が収録されたDVDがついてきます。
(本のフロクDVDが出る時代なんですなー)
この予告編集、実は何回か見ています。
ドラえもん映画の公開前日、東京都内で「大人だけのオールナイトドラえもん」というイベントが毎年行われておりまして、そこで恒例で上映されているのが、この予告編集なんですな。
南海大冒険、宇宙漂流記、太陽王伝説、翼の勇者の4回見に行きました。
んでー……、まあ目当ては新作よりも旧作上映だったりするんですけれども。
正直、のび太の恐竜〜日本誕生(これもけっこうギリギリ)あたりまで何ですね、おもしろいと感じられたのは。
私自身の年齢があがったせいなのかもしれないんですが、こないだふしぎ風使いを見た時も、ロボット王国を見たときも、これでいいんか。
という印象が強いのですよ。
ここ数年の作品は藤子先生がお亡くなりになって、アニメスタッフが製作(?なのかな、藤子プロの人なのかな?)しているのか、どうにも下調べが足りないというか、ヒネリが足りないというか。
一年に一本の長編、という事で製作自体が大変になっているんだとしても、ちょっと……。
ロボット王国を見ていた時は一緒に見ていた友人に、「シナリオを書き直したい、私だったらこうする」とまで言ってしまいました。
(スタッフへの冒涜的発言ですが、思慮の浅いファンの戯言と聞き流していただけるとありがたい)
ブレーンがいないせいなのかどうなのか、設定のみで、世界そのものが作られていない気がしてしょうかないんですよ。
のび太達が冒険に行く先がどにもアミューズメントパーク化していて、世界そのものに説得力が無くなっている気がするんですね。
最近の(ドラえもんも含めた)アニメっていうのは、いくらそのために作られているとはいえ、ちょっとすぐに市場に結びつけすぎの感があるのです。
かつての名作、「まんが日本昔話」「まんが日本史」「まんがはじめて物語」「まんがどうして物語」のような傾向の作品というのは最早民放では望めないのでしょうか?NHKは別格としても。
見終わってから「〜が欲しい」という購買欲求ではなくて、もっと別の感情を喚起させるような作品……というか。
長い前置きだ……。
んで、八月の博物館ですが、故・藤子・F先生にささげられた作品でもあり、中にはふんだんにドラえもん、および一連の藤子先生の「すこし・ふしぎ」な物語へのオマージュであふれております。
この物語も、時間と場所を越えて冒険する少年が出てきます。
好みのわかれるところでは、あるでしょうが、私はとてもよくできたストーリーだなあ、と思っていたりするので、瀬名秀明がドラえもんのの世界観を使って長編ドラえもんを作ったらいったいどんな話になるんだろうな。
と、素人考えでふと思ったりシタワケです。
……しかし、もしシナリオの一般公募があったら絶対送るんだけどなあ。
ドラえもん。
2004-02-26
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。