絵がすばらしくキレイです。
紫龍VSアルゴルとか、これくらいのクオリティで見れたら良かったのに……・。
シャイナさんファン的には良かったー。
紫龍ファン的には 工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
というのがおおまかな印象です。
ああ、あと氷河ファン、黄金ファンもかなりビミョウ。
まあキャラの出番にバランスを考えるのは東映アニメフェスタにお任せいたしまして、ストーリー的にどうか、という事の方が重要。
と、思いたい。
否、思おう。
恐らくは天界編用に車田先生が構想を練っていた部分を下敷きにしたオリジナルストーリーと思われ、前奏曲という言葉通り映画だけでは決着がつきません。
魔鈴さんの実弟のアイデアとか、アルテミスの存在、動き、他エンジェル達の位置づけは、きっと黙っていてのファンが勝手に調べて納得するだろうという意図か、注釈はあまり無し。
いや、そういう補完作業がおもしろいんですけどね。
未消化という印象が否めないのですが、私としては及第だったんではないかなー、とちょっと甘口です。
しかし、キャラの解釈で、今回は一輝の動きがちょっと腑に落ちないです。
それこそストーリー優先であるならば、一輝が出てくるのはちょっと早すぎな感がありました。
一輝というのは、他の青銅とは一歩離れた場所で、物事を俯瞰しているキャラという位置づけが私の中にはあったので、今回の動きはちょっと思慮に欠けるように見えない事もないです。
セリフもイマイチ含蓄が無いというか……。
大元になる、神を誅した人間への天罰。という所はとてもよろしかったんではないかと……。
ポセイドン編では、ポセイドンは意識を封じられただけで殺されてはいません。
アベルは神ですが、オリンポスの12神に連なる神ではない(でもエリスはアレスの妹だからけっこう微妙だと思うんだが……)のでセーフ、
アスガルドは元々地上代行者であってオーディン自身に手をかけてはいません。
ルシファーは……神様じゃないからOK?
原因たるアテナではなく直接手をかけた聖闘士へとばっちりがいくのが……?
なのですが、先の聖戦そのものが、ハーデスとアテナの共倒れを狙って画策されたものだとするとすっきりするような気がします。
だから多分ハーデスVSアテナで、仮にハーデスが勝っていたとしても、今度はそれを理由にハーデスがゼウスに誅されたんではないかと愚考いたします。
ようするに因縁つけたかっただけなんでは……?
という。
地上の覇権を狙うゼウス(ないしはアポロン)の手によって窮地に立たされたアテナだけでも救おうと、まずアルテミスが動いた。
となれば、そこはそれでストーリー捏造しがいもあろうもの、というところです。
個人的には、アルテミスには、ああいったズルズルのドレスよりも活発な衣装で見たかった。
というのと、
一応処女神という事で、従者には女性を選んで欲しかったというのがかすかな要望でしょうかね。
(でもそうすると聖闘士星矢の一番の見せ場であるバトルシーンが作れなくなってしまうんでやむをえないんでしょうが)
背景の処理はいまひとつCGの親和性のせいか違和感のある箇所もあったんですが、基本的には美しかったかと。
でも、氷河の白鳥ダンスのところはあきらかに解像度がおかしいようなジャギが出てましたが……。
いまひとつ評判が良くなかったんですが、自分で見てみると思ったほどひどくはなかったかなー。
という感じです。
しかしながら、星矢と沙織さんの関係については好みの分かれるところかもしれませんね。
平日の昼間ですが、けっこうな入りでした。
恐らくは同世代かと思われる皆さん。
意外や男性の方が多かったです。
(平日だからか……?)
どうにもとりとめがないなー。
とりあえずサントラが欲しいのと、DVD化されたあかつきには繰り返し見たいと思いましたとさ。
ハーデス編の続きがどうか作成されますように、と祈らずにはいられません。
神に刃を向けた咎で魂を封じられた黄金聖闘士の中にアイオロスとカノンがいなかったように見えたのは私だけでしょうか?
アイオロスは既に転生してそうですが、カノンが封じられてなくていいのでしょうかね。(彼自身も己の罪については自覚があったハズなんですが)
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