2005-03-13

ワンピース「オマツリ男爵と秘密の島」

どこが笑劇だー。
と、裏切られます。
(いい意味で、か、悪い意味で、かは個人の趣味によるのではないかと思いますが、私はいい意味で裏切られたと思います)

私の中で、東映アニメ映画(TVシリーズものを映画化したもの)の中で、これはクリアして欲しいなあ、というところが何点かあって(いい年齢をして何を書いとるか)

・レギュラーキャラがちゃんと活躍する(己のキャラを壊さない形で)
・物語が物語りとして終わっている
・ゲストキャラをないがしろにしない

というものなんですが、

この100分という上映時間でよくまとめたなあ。
ゲストキャラを、落とすところに落としている(決着がついている)なあ。
と感嘆しております。

以下ネタバレ↓

ネットの感想でけっこうグロいらしい。
というのを聞いていたんで、ある程度覚悟していたんですが、途中までは「なーんだ、思ったよりたいした事ないじゃーん」だったのが、チョッパー達の声が動いたあたりから、ちょっと、うわーーーー。
という事に。

前半の軽快なノリから一転する後半。
しかし、実はこの後半、想像以上に出来がよかったと私は思います。

ゲスト達がちゃんと機能して、ちゃんとカタルシスを得られている。
また、どうなっちゃうんだ、オマツリ男爵と仲間達。
というのも、ちゃんと決着がついて納得。

まさか画面真っ暗にして、声の芝居だけで話しを進めるとは思いませんでしたが、私としては、この演出、効果あったんではないかと思います。(泣いてしまいましたよ、大塚さん、草尾さんの声の芝居に)

ムチゴロー他、オマツリ男爵一家の面々が一回のみ登場のやられゲストキャラではなく、ちゃんとストーリーの中で機能していたのもすばらしいと思います。(そんでまたキャストが豪華なんだ、これが)

仲間を奪われる=四肢をもぎとられる
という画像上の比喩とかも、ほほー。
とか思ったり。

CGパートが綺麗で、若干違和感はあるものの、画が綺麗なので、金魚すくいのあたりはかえって効果的だったんではないかとさえ思います。

褒めてばっかですが、実際良かったと思いますよ。

ただ、映画が始まる前はにぎにぎしく騒いでいたお子さん達が、映画終了後にやけにおとなしかったのがちょっと気がかりですけども;

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